膜タンパク質の膜貫通領域を図示する際に、利用できるプログラムは Protter、TOPO2、textopo などがある。
Protter
UniProt に登録されているタンパク質ならば、Protter (Omasits et al., 2014) を利用して膜貫通領域をプロットするのが便利。UniProt ID を入力するだけで、プロットできる。
ここで G タンパク質の 1 つである Q99527 (GPER1_HUMAN) を利用して、膜貫通領域をプロットしてみる。
結果は次のように表示される。G タンパク質の 7 個の膜貫通領域が描かれるとともに、翻訳後修飾(PTMs)を受けたタンパク質やシグナル配列などもマークアップされる。
TOPO2
TOPO2 (Johns S.J.) は、配列と膜貫通領域の情報を与えてからプロットするグラフである。プロットされるグラフは、見た目的に Protter に比べてきれいとは言えない。
配列と膜貫通領域の情報を入力して、プロットを行う。ここで G タンパク質の 1 つである Q99527 (GPER1_HUMAN) の配列を利用する。
プロットの結果は次のように表示される。
References
- Protter: interactive protein feature visualization and integration with experimental proteomic data. Bioinformatics. 2014, 30(6):884-6. DOI: 10.1093/bioinformatics/btt607 PMID: 24162465
- TOPO2, Transmembrane protein display software. URL: http://www.sacs.ucsf.edu/TOPO2/