マシンの全コアを使ってジョブ(プログラム)を走らせているときに、急遽、優先順位の高いジョブを走らせる必要が出てきた場合は、実行中のジョブを一時停止させることができる。実行中のジョブを一時停止させるには、Ctrl と Z キーを同時に押すことでできる。
例えば、R を実行しているときに、Ctrl と Z キーを同時に押すことで、R が停止されて、コマンド入力画面に戻る。
> a <- 1 + 1
>
[1]+ Stopped R
[17:09:46 ~home]
一時中止されたジョブを確認するには、jobs
コマンド確認できる。
[17:09:46 ~home] jobs
[1]+ Stopped R
複数のジョブが一時停止された場合、[1]、[2]、[3] のようにリスト表示される。例えば、R を起動して一時停止させ、次に vi を起動して一時停止させたあとに、jobs
コマンドを実行すると次のようになる。
[17:09:46 ~home] jobs
[1]- Stopped R
[2]+ Stopped vi test.txt
これらのジョブを再開するには、fg
コマンドを利用する。その際に、fg
コマンドに引数として、再開したいジョブの番号を与える。例えば、R を再開させるには fg 1
を実行すればいい。
[17:09:46 ~home] fg 1