Linux や Macintosh などのシステムでは、シェルを利用してシステムを管理したり、プログラムを実行したりする。こうしたシステムにログインした直後にデフォルトで利用できるシェルのことをログインシェルという。シェルには bash や zsh など多くの種類が存在する。システムをインストールした直後の状態では、Linux (Ubuntu) では bash を採用し、最近の Macintosh (macOS) では zsh をログインシェルとして採用している。このログインシェルを、あとからユーザーの好みで変更することもできる。
ログインシェルを変更する場合は、chsh
コマンドを利用する。例えば、ログインシェルを zsh に変更したい場合は、まず、zsh のパスを調べてから chsh
コマンドで変更する。
which zsh
## /bin/zsh
chsh -s /bin/zsh
ログインシェルを bash に変更する場合も同じように行える。
which bash
## /bin/bash
chsh -s /bin/bash
ログインシェルとして利用できるシェルの種類は /etc/shells ファイルに記載されている。このファイルに記載されているシェルであれば、chsh
コマンドでログインシェルとして指定できる。
cat /etc/shells
# List of acceptable shells for chpass(1).
# Ftpd will not allow users to connect who are not using
# one of these shells.
/bin/bash
/bin/csh
/bin/ksh
/bin/sh
/bin/tcsh
/bin/zsh